University of Cambridge ケンブリッジ大学
800年以上の歴史をもち、「自由と規律」の英国の伝統的全人教育を継承している。
ROAD TO CAMBRIDGE® ケンブリッジ大学スーパーサイエンスプログラムは、コミュニケーション能力と行動力、異文化を受容する力、自らの存在と母国への自信と誇り、主体性・協調性・責任感を兼ね備えたグローバル人材育成プログラム、知を探求するプログラムである。
・所在地:英国の大学都市ケンブリッジに位置する総合大学
・1209年創立
・31のカレッジで構成されている。
・学生数は約19,000人(学部生数は約12,000人、大学院生数は約7000人)
・3学期制(Michaelmas Term, Lent Term, Easter Term)から成る。
・大学財政審議会(University Funding Council)からの財政的補助のもとに、高度な大学自治をもつ国公立大学である。
・自然哲学者、数学者であるアイザック・ニュートン、哲学者であるバートランド・ラッセル 、ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、理論物理学者であるスティーヴン・ホーキング を始め、多数の著名人を輩出している。
・ノーベル賞受賞者が世界で最多の大学である。
Cambridge Science Festival ケンブリッジ サイエンス フェスティバル
ケンブリッジ サイエンス フェスティバルは、the Cambridge Festival of Ideas と合体し、改めてThe new, interdisciplinary Cambridge Festivalとして展開されています。科学、芸術、人文社会科学の部門において、「社会」、「健康」、「環境」、「発見」が、4つの主なテーマとなっています。
ケンブリッジ大学の 科学者によって1994年に開始され、地元の企業に支援されたこのフェスティバルは、国立科学週間に触発され、科学と工学をより身近なものにし、ケンブリッジ大学で行われた研究を紹介し、若者に工学のキャリアを追求するよう奨励することを目的としています。
ケンブリッジ・サイエンス・フェスティバルは、一般的に毎年3月に開催される一連のイベント、科学の祭典 です。このフェスティバルには、350を超えるイベントに40,000人以上の訪問者が世界各国から参集します。大学の研究者と学生は、講義室と研究所を一般に公開し、講演、展示会、デモンストレーションを開催します。
Wicken Fen Nature Reserve ウィッケンフェン 国立自然保護区
ウィッケンフェン国立自然保護区はケンブリッジ州とベッドフォード州にまたがる沼地で、1895年に発足したナショナル・トラストの最古の自然保護区である。785ヘクタールの広大な沼地は、 Special Scientific Interest、Special Area of Conservation、またラムサール条約の下にある湿地の保存地域 Ramsar Site の指定地となっている。水路は、ローマ時代にさかのぼりケム川に物資を輸送するために役立った。中世から17世紀においては地域の排水や放牧に使われ、その利用は、今なお続いている。
ラムサール条約 (正式題名は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」)は、湿地の保存に関する国際条約。水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年に制定された。1980年以降、定期的に締約国会議が開催されている。
Fitzwilliam Museum フィッツウィリアム 博物館
フィッツウィリアム博物館は、ケンブリッジ大学付属博物館であり、1816年にリチャード・フィッツウィリアム子爵のコレクションを元に設立された。見た目も豪華で、4,000 年以上前のコレクションから最近のものまで、数多くの展示品を楽しめる。存在感のある新古典主義の建物で、美術品やアンティークのコレクションが 50 万点以上収められていて、展示品は、ルーベンスやモネの作品から古代ローマ人やエジプト人の遺骨に至るまで多岐に渡る。時代と地域を超え、幅広く写本書籍、工芸品、絵画等多くの美術品を所蔵している。多くの作品はケンブリッジ大学からの貸出という形になっている。
アンティーク、工芸品、コインやメダル、写本や書籍、そして絵画や素描の5つの部門からなっている。
アンティークには古代エジプト、スーダン、ギリシャ、ローマ、アジア、キプロス島由来のものも含まれている。
工芸品にはイギリスまたヨーロッパの陶器やガラス製品、家具、時計、甲冑、中国・日本・韓国の美術品、ラグ等も含まれる。 絵画作品には、ホガース、コンスタブル、モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ、ピカソといった巨匠たちの作品が含まれている。
Scott Polar Research Institute スコットポーラー 研究所
ケンブリッジ大学地理学部の一部であるScott Polar Research 博物館は極地および氷河学の研究所である。南極大陸観測隊の隊長 Robert Falcom Scott を記念して1920年に創設された。環境学、社会科学、人文科学の観点から北極と南極の極致に関する問題を研究する。下記の4つの研究部門で構成されている。
Glaciology and Climate Change Group
Glacimarine Environments Group
Polar Landscape and Remote Sensing Group
British Museum 大英博物館
ロンドンの大英博物館は、世界で最初の公立の国立博物館であり、人類の歴史、芸術、文化を専門とする公的機関である。大英帝国時代に広く収集された約800万点の常設コレクションは、現存するものの中で最大かつ最も包括的なものであり、人類の文化の始まりから現在までが記録されている。
博物館は、1753年、イギリス系アイルランド人の医師であり科学者であるハンス・スローン卿のコレクションをもとに設立された。その後250年以上に渡り、イギリスの植民地化が進んだ結果、いくつかの分館が設立され、最初の分館は1881年に設立された自然史博物館だった。
1972年大英図書館法制定により、1973年に大英博物館から図書館部門が切り離された。博物館はデジタル・文化・メディア・スポーツ省が後援する非省庁型公共団体であり、英国の他の国立博物館と同様に、貸し出し展示を除き入場料は無料である。
他国で生まれた最も有名な作品の所有権について論争されている。ギリシャのエルギン・アーブルやエジプトのロゼッタ・ストーンについては、本国送還の要求を通じて国際的な論争の対象となっている。
Natural History Museum ロンドン自然史博物館
ロンドン自然史博物館は、大英自然史博物館、英国自然史博物館などとも呼ばれ、自然史系博物館としてはイギリス最大であり、世界でもトップクラスである。
この博物館は生命科学・地球科学コレクションの収蔵施設である。海外からの貴重かつ大量の標本をも所蔵し、その質と量は世界でも有数である。
コレクションの分野としては動物学・昆虫学・古生物学・植物学・鉱物学の5つに大別される。
標本以外にも、自然科学関係の蔵書コレクションは100万冊をこえ、イギリス国内最大の蔵書量を誇る。また、特筆すべき点として、絵画コレクションがある。自然史博物館に大きな絵画コレクションがあるというのは一見奇妙に思えるが、実はそれらのほとんどが博物画である。保存用標本にする以前の生息時の姿を残すには、写真が無い時代には絵画に頼り、ちょっとした探検行でも博物学者の他に専門の画家が同行するのは普通の事だった。それらの博物画の蓄積の集大成がこの膨大な数のコレクションとなったのである。
館全体は、レッド・ゾーン・グリーン・ゾーン・ブルー・ゾーン・オレンジ・ゾーン の4つのゾーンに分かれて展示されている。
レッド・ゾーン
レッド・ゾーンは、主に旧地質博物館の建物に位置しており、地学関係のギャラリーが集まっている。
グリーン・ゾーン
グリーン・ゾーンは、学校や一般向けの科学教育を行っている。来館者は、大人も子供も実際に標本に触れることができ、その標本の種類も動物・植物・鉱物など多岐にわたる。それらの標本についての講義を聴くのではなく、顕微鏡・各種計測装置・データベースなどを駆使して自分で調べる事により、その標本についての知識と科学的方法論そのものを獲得する事を狙いとしている。
ブルー・ゾーン
ブルー・ゾーンは、地球上の生命の多様性を示すと共に、人間もまたその多様性の一部であることが理解できるようになっている。
オレンジ・ゾーン
オレンジ・ゾーンは、ダーウィン・センターDarwin Centre がある。それに併設する野生生物公園はイギリス原産の動植物を生きたまま収容した展示である。草地・オークの森・淡水池などと名付けられた区域毎に植物相・動物相を再現している。開園期間は4月から10月までで、冬期は閉園される。
Stonehenge ストーンヘンジ
英国ロンドンから南西へ約150キロのソールズベリー平原に4500年前から立つ、世界で最も有名な先史時代のモニュメントであり、今なお謎に満ちた巨大遺跡である。周囲に点在する関連の遺跡群とともに、1986年にユネスコの世界遺産に登録された。
周辺の様々な証拠をつなぎ合わせ、建造にあたった新石器時代の人々について実に多くのことが明らかにされてきている。天文学の知識と土木技術、そして強い決意をもつ古代人が建てたストーンヘンジは、後世の人々の想像力を何千年もの間かき立ててきた。