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京都大学 2019年度アフリカ地域研究資料センター公開講座 第5回「アフリカを歩く:山・砂漠の自然と人と」水野 一晴(京都大学大学院文学研究科 教授)
温暖化によりケニア山やキリマンジャロから10~20年後には氷河が消滅すると言われています。これらの高山の氷河の融氷水は約50年かかって山麓の湧水として湧出していると推定されるため、氷河の縮小や消滅は、湧水を利用している地域住民にとっても重要な問題です。また、氷河の後退や温暖化とともに生態系も変化しています。ケニア山やナミブ砂漠などを中心に、アフリカでは過去から現在までどのような気候変動が生じ、自然が変化し、人々に影響してきたかについて論じます。