JV-Campus とは

JV-Campusとは

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COVID-19パンデミックを経て教育のオンライン化はさらに進展し、留学生及び研究者の国際的な交流も大きく変化するに至りました。その世界的潮流の中、文部科学省はSGU事業(スーパーグローバル大学創成支援事業)の一環として、オンライン教育を活用した日本の国際教育・交流を促進する新しいプラットフォームを構想しました。
オールジャパンで結成する“Japan Virtual Campus(JV-Campus)”プラットフォームは、「織物の経糸と緯糸のように共に『知』を織り上げて手渡していく、学習者と教育者の新しい関係を作り上げる」ことをビジョンとしています。そして私たちJV-Campusは、本プラットフォームを舞台とする学習者と教育者の新しい関係性が、日本の高等教育のさらなる国際化・教育をめぐる国際的な人流の活性化に寄与する未来に向けて、多様な試みを織り上げていきます。
私たちのビジョンの実現、また皆様とともに作り上げる未来に向けた、JV-Campusの中核的なプラットフォームバリューをご紹介します。


❶プラットフォーム環境システムの提供

JV-Campusは希望する大学等の機関に、各自の方針に基づいて自由に運営できる専用エリアを提供します(「個別機関Box」)。各機関は、受講管理・コンテンツ管理・受講料の徴収など、オンライン教育のオペレーションに必要な機能を利用できます。私たちは世界標準のeラーニングシステムであるMoodleを採用しており、フル機能のMooc/LMS(オンライン講座および学習管理)を実現しています。各機関は所属する学習者の受講のみならず、コンテンツを広く開放・発信することで、国際的なブランド形成や、世界への展開強化を留学生の増加促進に繋げるなど、その戦略に応じた幅広い活用が可能です。
また自らのオンライン教育システムを運営する機関等には、その情報資産を「リンク型のコンテンツ」として広く紹介できる機能も提供しています。

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❷国際化に資するコンテンツサービスの提供

JV-Campusプラットフォームは国内外に向けて多彩なコンテンツを紡ぎだすことで、国際的な学習者と教育者の交流に具体的に貢献していきます。私たちは、オールジャパン体制でニーズのある科目群を複数機関が共創するコンテンツ(「戦略的パッケージBox」)、またJV-Campus自身が積極的に科目群を作成するコンテンツ(「JV-Campus特設Box」)を世界に向けて発信し、各機関等に教育プログラムの充実化に活用できる科目パッケージとして広く提供していきます。
さらに今後、適合審査をクリアした個人の教育者(「JVC-teacher」)から様々な領域の教育コンテンツを募り公開することで、学習者と教育者のコミュニケーションを促進する新しい交流空間を創設します。
またオンライン教育コンテンツの履修については、JV-Campusに参画する教育機関と協力し、教育コンテンツ内容の質を担保した上で、修了証・マイクロクレデンシャルを付与する計画を進めています。

Connecting to Society

❸社会との連結を深める多様なエンゲージメント

JV-Campusは教育機関・団体・自治体・民間企業など、多様なステークホルダーとのエンゲージメントによって社会との連結を深め、プラットフォームとしての価値創出を拡大していきます。
私たちはJV-Campus上で専用のエリアを創設することで、企業がCSRに基づき学生にサービスを提供し、交流を深めるための場を提供します(「企業Box」)。その活用例としては、JV-Campusに集う国内外の学生に向けたインターンシップの開催が挙げられます。オンラインの特性を生かし、企業は国際的なスパンで学生との交流を構想することが出来ます。また個別機関Boxと同様に、オンライン教育システムを企業内教育に活用することで、従業員の成長機会に生かすことも可能です。
さらに高等学校と大学間の交流に寄与し、多様化が進む高大連携の発展に対してもプラットフォームの活用を企図していきます。また学びを通じた成長と可能性の追求は生涯に渡る学習者の権利であるという観点から、年代を問わない学び直しの機会提供と、リカレント教育に携わる多くの機関の活動に舞台を提供して参ります。

私たちJV-Campusは、教育と知の国際的な交流の活性化に貢献し、学びを通じた成長を支援する社会に開かれたプラットフォームです。
その可能性を拡げる様々な機関の皆様の参画を、心から歓迎致します。


JV-Campusへの参画について