
分野 | その他
気候変動とサステイナビリティ学
- 気候変動
- リスク
- 緩和策と適応策
- 気候にレジリエントな開発
持続可能性(Sustainability)と気候変動は人類社会の将来を左右する大きな課題である。本講義では、この問題を俯瞰的に理解できるように、地球環境システムに関する自然科学的な理解と社会・経済のあり方に関する社会科学的視点など幅広い知識を示す。そのため、講義の内容は、気候変動問題の背景とメカニズム、影響・リス ク、対応策、国際的な取り組みの変遷などを体系的に紹介する構成である。また、気候変動に関連する多彩な人の多彩なインタビューも含めて、現場のビビッドな状況を伝える。
本講義では、あらゆる分野の学生が聴講できるように分かり易く説明する。講義を通じて、一人一人の学生が自らの専門分野と気候変動対策・サステイナビリティ学との関係を考えることができるように配慮している。
Content/学習内容
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サステイナビリティの登場(1):20世紀を振り返る
- 社会・経済の発展
- 持続可能性
20世紀の終わり近くに登場した地球環境と社会の持続可能性(Sustainability)の背景を人間活動の発展との関係で紹介する。
Videos
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本講義の紹介
この講義の目標を説明する。気候変動問題、気候変動と持続可能な開発の関係、そして、気候にレジリエントな開発について全般的な説明を行う。
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20世紀の成長
20世紀が人類の成長の世紀だったことを示し、同時にそれが持続可能性という視点を生み出す要因になったことを示す。
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地球環境問題
様々な地球環境問題を紹介し、21世紀に残された課題は何かを論じる。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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サステイナビリティの登場(2):持続可能な開発
- 持続可能な開発の進展
- SDGs
- 持続可能な開発と気候変動
持続可能な開発が提唱された背景と、それが21世紀の社会のあり方に大きな影響を与えていることを示す。
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持続可能な開発とは何か?
「成長の限界」が出版され、ブルントラント委員会報告書によって持続可能な開発が提唱されたことを示す。
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持続可能な開発の進展
21世紀に入って、ミレニアム開発目標に続いてSDGsが提示された経過を振り返り、その中での気候変動の位置づけを見る。
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持続可能な開発とSDGsの意味
亀山東大教授との対談を通して、持続可能な開発の意義と特徴を示し、今後の課題についても議論する。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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亀山 康子
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授
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サステイナビリティの登場(3):持続可能な開発と気候変動問題
- 気候変動への対応策
持続可能な開発における気候変動問題の位置づけについて説明する。
Videos
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気候変動と生物多様性
生物多様性の保全の重要性を示し、気候変動問題との関連を議論する。
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気候変動と都市
世界の都市化の傾向を踏まえて、都市が気候変動の緩和策と適応策に果たすべき役割を示す。
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再生可能エネルギー開発の課題
再生可能エネルギーの開発に必要な希少金属資源をめぐる国際的な状況を紹介する。国連大学竹本博士の講義
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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竹本明生
国連大学サステイナビリティ高等研究所 ヘッドオブプログラムアンドアドミニストレーション
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気候変動のリスク(1):気候システムと温暖化の科学
- メカニズム
- 温室効果ガス
- 将来予測
地球温暖化・気候変動の原因、メカニズム、将来予測に関する自然科学的な研究の概要を紹介する。
Videos
/学習動画
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温暖化のメカニズム
地球温暖化の原因,温室効果ガスと温暖化を引き起こすメカニズムの概要を紹介する。
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温暖化の将来予測
温暖化する将来の地球環境の予測方法と予測の一例をIPCCの報告書をもとに解説する。
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温暖化予測のための最近の研究:専門家へのインタビュー
気候モデルを用いて、過去の気候変動の要因推定と将来予測の
不確実性低減に関する最新の研究を紹介する。
Lecturers
/講師
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安原一哉
茨城大学 地球・地域環境共創機構 名誉教授&特命研究員
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若月泰孝
茨城大学 地球・地域環境共創機構 准教授
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塩竃秀夫
地球システム領域 地球システムリスク解析研究室 地球システムリスク解析研究室/室長
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気候変動のリスク(2):気候変動の影響
- 脆弱性
- リスク
世界における気候変動の影響を紹介し、地球規模でのリスクや脆弱な自然環境と途上国での被害の特徴を示す。
Videos
/学習動画
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自然環境と気候災害の変化への影響
気候変動の自然環境への影響とそれに伴う気象災害の変化について述べる。影響分野のうち,自然環境については,災害,人間環境については,水・食料、健康,生物多様性への影響に焦点を当てる。
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世界各地の地球システムへの影響
世界各地のうち,気候変動に脆弱なアジア,アフリカ,小島嶼国の影響事例に焦点を当て,各地域の影響の特徴を述べる。
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気候変動の研究に取り組んでいる学生へのインタビュー
ベトナムにおける気候変動の影響の実情に関する意見を述べて貰った後に,現在取り組んでいる博士論文研究の内容についてインタビューをする。
Lecturers
/講師
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安原一哉
茨城大学 地球・地域環境共創機構 名誉教授&特命研究員
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DO Thi Nhinh
九州大学 博士課程学生
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気候変動のリスク(3):世界、アジアと日本の災害
- 複合災害
- 防御とリスク低減
- 事前対応
地球温暖化・気候変動の原因、メカニズム、将来予測に関する自然科学的な研究の概要を紹介する。とくに。世界の自然災害の中で日本の災害事情の特徴とそれに対応する防災・減災対策の現状と展望に焦点を当てる。
Videos
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自然災害の最近の事情
気候変動に起因する災害を中心に,世界,アジアおよび日本における自然災害の最近の事情を解説する。
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複合災害と連鎖災害
自然災害のうち,単一災害よりは,複合災害と連鎖災害がとりわけ重要であることを強調する。このうち,複合災害については,具体的な事例を紹介する。
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自然災害の新しい側面
気候変動に起因する自然災害を低減するための重要なキーワードは,(1)事前対応,(2)分野融合と連携,(3)シナジー効果であることを述べる。また,分野融合と連携においては,トレードオフを避けるべきことを強調する。
Lecturers
/講師
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安原一哉
茨城大学 地球・地域環境共創機構 名誉教授&特命研究員
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気候変動のリスク(4):影響リスクのとらえ方
- 極端現象
- リスクコミュニケーション
複合災害・連鎖災害などの極端な自然災害を中心として、一般的なリスクのとらえ方と IPCC における気候変動影響リスクのとらえ方を紹介する。また, リスク低減のために,自助,共助,公助を含めたリスクコミュニケーションの必要性に関する意見交換の結果を紹介する。
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/学習動画
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気候影響リスクとリスク評価1
気候影響リスクのうち,極端現象に焦点を当て,リスク評価には,(i) 科学的側面,(ii) 自然環境的側面,(iii) 社会的側面,そして,(iv) 人間的側面があることを述べる。
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リスク管理とリスクコミュニケーション
リスク管理に関する世界の事例を紹介し,気候変動影響リスクの
管理のためには,とりわけ,(i) 事前予測による脆弱性の低減
(レジリエンスの向上),(ii) 自助,共助,公助を含めたリスクコミュニケーションの必要性を取り上げる。 -
気候影響リスクとリスク評価2
地球規模環境問題のリスクの定義,リスク管理,を通じて今後のリスクコミュニケーションのあり方について,研究者,事業者,学生とフリーな討論を実施して,“気候変動への危機感を共有し,対応する方策”を探る。
Lecturers
/講師
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安原一哉
茨城大学 地球・地域環境共創機構 名誉教授&特命研究員
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小峯秀雄
早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 社会環境工学科 教授
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龍原毅
早稲田大学 講師
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気候変動の対応策(1):気候変動の科学とIPCCの役割
- 気候科学
- 気候科学と政策の関係
気候変動の科学的評価によって気候政策の基礎を提供しているIPCCの取り組みと最新報告書の内容を紹介する
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/学習動画
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IPCC第6次評価報告書1
IPCC第6次評価報告書の紹介。本講義では、温暖化の原因や気候変動の将来予測について示す。
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IPCC第6次評価報告書2
IPCC第6次評価報告書の紹介の2回目。本講義では、気候変動の影響予測と緩和策について示す。
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IPCCの役割
国際的な科学評価機関としてのIPCCが果たす重要な役割を確認し、実際の評価の仕組みを紹介する。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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気候変動の対応策(2):国連気候変動枠組条約とパリ協定
- 国連気候変動枠組み条約
- パリ協定
- COP会議と国際交渉
気候変動対策の国際的な枠組みについて、パリ協定を中心に現在の目標と到達点、課題を示す
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/学習動画
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気候変動対策の歴史
1992年に合意された国連気候変動枠組み条約を起点として始まった気候変動対策の流れを紹介する。
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パリ協定
2015年のパリ協定の内容と意義を説明し、さらにパリ協定の1.5℃目標の実現に向けた課題を議論する。
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環境省交渉官のインタビュー
COP会議は国際的な取り組みの強化のため毎年開かれる。COP29を中心に、COP会議の実際の内容についてインタビューする。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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野本卓也
環境省地球環境局 地球環境問題交渉官
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気候変動の対応策(3):緩和策とカーボン・ニュートラル社会
- 緩和策
- 技術開発
- カーボン・ニュートラル
気候変動対策の柱の1つである緩和策について、CO2排出の状況と各分野の対応戦略、技術開発などの概要を紹介する。
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/学習動画
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二酸化炭素排出の長期緩和
国別、分野別のCO2の排出源を概観し、日本をはじめ各国の排出削減計画について解説する。
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二酸化炭素排出削減戦略1
自動車や航空機、船舶、熱エネルギーなど主要な産業がどのような技術戦略のロードマップを描いているのかを紹介する。
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二酸化炭素排出削減戦略2
前回に続いて、水素・アンモニア利用産業、風力発電、太陽光発電、炭素リサイクルなどの技術開発について説明する。
Lecturers
/講師
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田中光太郎
茨城大学 大学院理工学研究科 教授
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気候変動の対応策(4):適応策とレジリエンス
- 適応策
- 脆弱性
- レジリエンス
悪影響に対するレジリエンスの考え方を紹介し、防災・減災をはじめ適応策の内容と社会全体のレジリエンス構築の方策を議論する。
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/学習動画
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適応策:考え方と戦略
気候変動の影響を左右するハザード、暴露、脆弱性について説明する。さらに、適応策の役割と日本の現状を紹介する。
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適応策の内容
日本を中心に、沿岸域と自然災害に対する適応策や農業の適応策の内容を紹介する。
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社会のレジリエンス構築
レジリエンスの概念を説明し、社会的なレジリエンス構築に必要な条件を検討する。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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気候変動の対応策(5):気候にレジリエントな開発
- 持続可能な開発
- 緩和策と適応策の統合
- SDGs
国際的な目標になっている気候にレジリエントな開発(CRD)の考え方と意義について論じる
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人間社会、気候システム、自然生態系: コペンハーゲンの挑戦
緩和策と適応策を都市政策に組み込み2025年カーボンニュートラルを目指すコペンハーゲンの取り組みを紹介する。
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CRDとは何か?
CRDの基本的な考え方を紹介し、それを実現する条件やSDGsとの関係を議論する。
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CRDの実現に向けて
気候変動対策と持続可能な開発を組み合わせてCRDを実現するための方策を議論する。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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気候変動の対応策(6):気候変動対策の現場
- 日本の気候変動政策
- 企業の取り組み
- 国際的連携
気候変動対策で活躍している方々へのインタビューを通して、これまで学んできた対応策が現場ではどのように行われているのかを知る。
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/学習動画
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日本の気候変動政策
緩和策、ネット・ゼロ対策とNature positive、循環型経済のシナジー、資金援助、GHG排出の観測などを中心に日本がCOP29で表明した気候変動対策について紹介する。
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現場報告:気候変動に取り組む企業のインタビュー
SDGs を含む地球環境問題について総合的な取り組みを行っている
代表的な建設業者の取り組みに関するインタビュー結果を紹介する。 -
国際協力
タイ・バンコク市の気候変動対策戦略策定への協力や海洋深層水発電などの例を紹介しつつ、国際協力の取り組みを紹介する。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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安原一哉
茨城大学 地球・地域環境共創機構 名誉教授&特命研究員
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野本卓也
環境省地球環境局 地球環境問題交渉官
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樋口正一郎
戸田建設 イノベーション本部 イノベーション推進統轄部 環境ソリューション部長
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加藤真
海外環境協力センター 理事・業務部門長
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気候変動の対応策(7):新しい課題
- Planetary boundaries
- Tipping Points
- 人新世
21世紀に登場した、サステイナビリティに密接に関連する新しい諸問題を考える。
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/学習動画
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変化する地球規模の課題
21世紀に入って以降登場した新しい地球規模の課題やその見方について説明する、第1回は、planetary boundariesについて検討する。
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限界点
南極の氷床融解やアマゾンの熱帯雨林の衰退など地球規模のTipping Points(限界点)について議論する。
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人新世に関するインタビュー
現代を人新世と呼ぼうという提案をめぐってその背景や意義を岡田誠理工学研究科教授と議論する。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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岡田誠
茨城大学 大学院理工学研究科 教授
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サステイナビリティ学と総合気候変動科学
- サステイナビリティ学教育
- 総合気候変動科学
学問分野としてサステイナビリティ学と総合気候変動科学が登場してきた背景と意義と今後の展望を考える。
Videos
/学習動画
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サステイナビリティ学の展開
サステイナビリティ学が生まれてきた経緯と東京大学、茨城大学など日本の大学で取り組まれてきた状況を示す。
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サステイナビリティ学の教育
茨城大学におけるサステイナビリティ学に関する教育の意義と展開について紹介する。
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円卓会議:総合気候変動科学の発展に向けて
これまでの実績の上にたって、茨城大学が目指す総合気候変動科学の内容と展望について3人の関係者で議論する。
Lecturers
/講師
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三村信男
茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授
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金野満
茨城大学 副学長
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田村誠
茨城大学 地球・地域環境共創機構 教授
Staff/スタッフ
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三村信男茨城大学 地球・地域環境共創機構特命教授経歴
2020年-現在 茨城大学名誉教授、特命教授
2014年-2020年 茨城大学長
2006年-2014年 茨城大学地球変動適応科学研究機関機関長/教授 -
亀山 康子東京大学 大学院新領域創成科学研究科教授経歴
2023年‐現在 東京大学大学院新領域創成科学研究科, 教授
2022年‐2023年 国立環境研究所社会システム領域上級主席研究員
2020年‐2022年 国立環境研究所社会環境システム研究センター長 -
竹本明生国連大学サステイナビリティ高等研究所ヘッドオブプログラムアンドアドミニストレーション経歴
2020年- 現在 国連大学サステイナビリティ高等研究所 ヘッドオブプログラムアンドアドミニストレーション
2020年 環境省地球環境局上級国際調整官.
2018年-2020年 地球環境ファシリティ 上級環境専門官
2017年-2018年 環境省地球環境局参事官 -
安原一哉茨城大学 地球・地域環境共創機構名誉教授&特命研究員経歴
2010年‐現在 茨城大学名誉教授、地球・地域環境共創機構(GLEC)特命研究員
2018年 – 2023年 日越大学(VNU Vietnam Japan University)大学院気候変動・開発プログラム客員講師
1991年‐2010年 茨城大学工学部都市システム工学科教授 -
若月泰孝茨城大学 地球・地域環境共創機構准教授経歴
2016年-現在 茨城大学理学部准教授.
2018年 – 現在 日越大学(VNU Vietnam Japan University)大学院気候変動・開発プログラム客員講師
2012年-2016年 筑波大学生命環境系.
2007年-2012年 (独) 海洋研究開発機構.
2002年-2007年 (財) 地球科学技術総合推進機構 -
塩竃秀夫地球システム領域 地球システムリスク解析研究室地球システムリスク解析研究室/室長
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DO Thi Nhinh九州大学博士課程学生
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小峯秀雄早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 社会環境工学科教授経歴
2014年-現在 早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 社会環境工学科教授
2006年- 2014年 茨城大学 地球変動適応科学研究機関(ICAS)兼務教員.
2001年- 2014年 茨城大学 工学部 都市システム工学科.
1987年- 2001年 財団法人電力中央研究所 -
龍原毅早稲田大学講師
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野本卓也環境省地球環境局 地球環境問題交渉官
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田中光太郎茨城大学 大学院理工学研究科教授経歴
2023年 – 現在 茨城大学カーボンリサイクルエネルギー研究センターセンター長
2018年 – 現在 茨城大学大学院理工学研究科教授
2014年 – 2018年 茨城大学工学部准教授
2012年 – 2014年 茨城大学工学部講師
2010年 – 2012年 東京大学環境安全研究センター新領域環境システム学
2009年 CNRS, Nancy University, France
2007年 – 2009年 独立行政法人交通安全環境研究所 -
樋口正一郎戸田建設 イノベーション本部 イノベーション推進統轄部環境ソリューション部長
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加藤真海外環境協力センター理事・業務部門長
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岡田誠茨城大学 大学院理工学研究科教授経歴
2022年-現在 茨城大学理学部長
2015年-2022年 茨城大学理工学研究科教授 -
金野満茨城大学副学長経歴
2024年-現在 茨城大学理事、副学長
2020年- 2024年 茨城大学副学長
2018年-2020年 茨城大学学長特別補佐、研究・産学官連携機構副機構長
2016年-2017年 茨城大学社会連携センター副センター長
2007年-2016年 茨城大学工学部教授 -
田村誠茨城大学 地球・地域環境共創機構教授経歴
2024年 – 現在 茨城大学, 地球・地域環境共創機構教授/副機構長
2022年- 現在 茨城県地域気候変動適応センター, 副センター長
2022年- 2024年 茨城大学地球・地域環境共創機構教授
2018年 – 現在 日越大学(VNU Vietnam Japan University)大学院気候変動・開発プログラム客員講師
Competency/コンピテンシー
科目の目標
自らの専門知識を活かして気候にレジリエントで持続可能な社会の実現に貢献する人材の育成が到達目標である。そのために、以下のような能力を涵養する。
・持続可能性(Sustainability)が登場した背景を体系的に理解できる
・持続可能な開発における気候変動問題の位置づけと解決策を理解する
・気候変動の影響リスクとレジリエンス及び対応策(緩和策、適応策)の内容を理解する
・気候にレジリエントで持続可能な開発の内容を理解し、自らの専門分野と結びつけて考えることができる
履修者の到達目標
小テスト、レポートを通じてルーブリックで評価する。
・気候変動に関する知識
・気候変動に向けた課題分析能力
・気候変動対策の推進に向けた意欲、態度
Information/その他の情報
教材・参考文献
IPCC (2023) Synthesis Report: Climate Change 2023. The Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022: Impacts, Adaptation and Vulnerability, Contribution of Working Group II to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022:Mitigation of Climate Change, Contribution of Working Group III to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
Rosenzweig, C., M. Parry, and M. De Mel (Eds.), 2022: Our Warming Planet: Climate Change Impacts and Adaptation. Lectures in Climate Change, Vol. 2. World Scientific, doi:10.1142/12312.
IPCC (2023) Synthesis Report: Climate Change 2023. The Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022:Mitigation of Climate Change, Contribution of Working Group III to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2023) Synthesis Report: Climate Change 2023. The Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC(2021) Climate Change 2021: The Physical Science Basis, Contribution of Working Group I to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022: Impacts, Adaptation and Vulnerability, Contribution of Working Group II to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022:Mitigation of Climate Change, Contribution of Working Group III to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2023) Synthesis Report: Climate Change 2023. The Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022: Impacts, Adaptation and Vulnerability, Contribution of Working Group II to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022:Mitigation of Climate Change, Contribution of Working Group III to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2023) Synthesis Report: Climate Change 2023. The Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022: Impacts, Adaptation and Vulnerability, Contribution of Working Group II to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
Rosenzweig, C., M. Parry, and M. De Mel (Eds.), 2022: Our Warming Planet: Climate Change Impacts and Adaptation. Lectures in Climate Change, Vol. 2. World Scientific, doi:10.1142/12312.
IPCC (2023) Synthesis Report: Climate Change 2023. The Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC(2021) Climate Change 2021: The Physical Science Basis, Contribution of Working Group I to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
IPCC (2022) Climate Change 2022: Impacts, Adaptation and Vulnerability, Contribution of Working Group II to the Sixth Assessment Report of the IPCC.
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