分野 | 人文・社会科学

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日本におけるチョウザメ養殖とキャビア事業〜地域における技術と文化における挑戦〜

宮崎県水産試験場は前例のないチョウザメの養殖及びその事業に取り組んできた。本プログラムでは宮崎キャビアの養殖生産システム確立と新規事業の事業化までの道のりを事例として紹介する。宮崎県が1983年にソビエト連邦(現 : ロシア)との漁業技術協力の一環として受け入れたチョウザメを生かしたキャビア事業として成立するための養殖生産システム確立に至る生物学的試行・改善の側面と日本の地域が有する事業・経済課題の側面を、宮崎県日南市において建築業とチョウザメ養殖・キャビア販売を行う事業者中心に紹介する。

Content/学習内容

  •  ①第一部:「キャビアの価値とその課題」

     ・高級食材・珍味としてのキャビアの特徴、歴史、文化的意義を理解する。

     ・キャビアの生産と消費に関する生態学的、経済的、倫理的な問題を理解する。

     ・違法取引に対する規制のあり方について理解する。

     ・キャビアとチョウザメの養殖の産業動向について理解する。

  •  ②第二部:「日本におけるチョウザメの養殖とキャビア開発の試み」

     ・日本の養殖の歴史とその意義について理解する。

     ・日本におけるチョウザメ養殖の背景知識を深める。

     ・水産養殖の重要な要素を多面的に理解する。

     ・養殖に適した魚種とその生育条件、市場価値に関する知識を深める。

  •  ③第三部:「日本におけるキャビアビジネスの課題と次の一手」

     ・養殖業が直面する課題を理解する。

     ・高級市場におけるキャビアを差別化するための課題を理解する。

     ・高級食品のマーケティングとブランディングにおける独自の課題についての理解を深める。

Staff/スタッフ

    • コンテンツ制作
    Production&Supervision: MSD inc.

Production Cooperation:
Miyazaki Prefectural Fisheries Research Institute Branch Manager, Atushi Nakamura
Miyazaki Prefectural Fisheries Research Institute Engineer, Kunihiro Nakatake
Chukogumi, K.K. Caviar Division Manager, Kunio Kajimoto

Competency/コンピテンシー

  • 課題発見力
  • 問題解決力
  • 想像力
  • 状況把握力

達成目標

  • 世界的にチョウザメ・キャビアにどのような社会課題が存在しているのか、また人々がどのような課題に直面しているか、その内容をスライド1ページで他者に図示しシステム構造として説明することができる
  • 過去に経験のないチョウザメの養殖およびキャビアの製造に対して日本の地域における主体者が、具体的にどのような解決策を行っているかを理解し、その内容をスライド1ページで他者に図示しシステム構造として説明することができる
  • 自分が主体者であったとしたら、どのような解決策を講じるか、その内容をスライド1ページで他者に図示しシステム構造として説明することができる

Contact/お問合せ先

JV-Campus事務局

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