
Content/学習内容
【異文化の学び】
インドネシア共和国パプア州の先住民の村に5泊6日でホームステイします。異なる生活を体験し、異なる文化・社会を理解することを目指します。料理を手伝ったり、川で水浴び(お風呂)をしたり、主食であるサゴでんぷんの採集方法やカカオ園を見学したり、日曜礼拝に参加したりします。自由にテーマを設定して、村の方にインタビュー調査も行います。異なる文化・社会を学んだら、今度は私たちの文化・社会の「当たり前」を問い直します。
【国際関係の学び】
企業のアブラヤシ農園と先住民のカカオ園を見学します。パプアの農村地域では企業による大規模なアブラヤシ農園開発が進められています。熱帯林が減少し、先住民社会に大きな影響を及ぼしています。一方で、熱帯林と先住民の生活を企業の大規模開発から守るべく、先住民のカカオ生産を支援し、民衆交易(広義のフェアトレード)を行っている現地企業も存在します。企業のアブラヤシ農園から生産されるパーム油も先住民が生産するカカオも、日本に輸出され、私たちの日常生活と繋がっています。アブラヤシ農園とカカオ園の現場を視察し、国境を越えた人と人のつながりを実感します。
【国際協力の学びと実践】
現地企業カカオキタ社は先住民のカカオ生産を支援し、カカオを適正な価格で買い取ることで、先住民の生活を支えています。そして、カカオを日本に輸出し、日本の消費者にカカオ製品を届ける民衆交易を行っています。カカオキタ社を訪問し、生産者と消費者がカカオを通して互いに支え合う民衆交易事業の取り組みについてお話を聞きます。そして、私たちの商品の選択/消費を通した国際協力の可能性について考えます。
帰国後、学園祭(雙峰祭)にてカフェ「カカオ、来た!」を出店し、カカオキタ社のカカオを使用したデザートとドリンクを販売します。これはカカオキタ社の民衆交易事業とパプアの先住民の生活に貢献する国際協力の実践です。売上金は研修でホームステイさせてもらっている村のカカオ協同組合に寄付し、組合員の事務所建設の夢に貢献します。
Competency/コンピテンシー
- 課題発見力
- 問題解決力
- 実践力
- 状況把握力
- コミュニケーション力
- マネジメント力
- チームワーク力
- 国際性
- 主体性
- 語学力