分野 | 人文・社会科学

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Made in Japanグルテンフリーフードの展開 〜世界的なアレルギー増加と〜

世界的な食物関連課題の1つでもある小麦アレルギー、当プログラムでは小麦摂取に関する生理学的課題を歴史的・技術的な背景を含めて紹介する。地域の小麦アレルギー対象者の食のバラエティ向上を目的とした米粉麺の開発・提供をきっかけに、岐阜県岐阜市の製麺事業者がグルテンフリー麺市場に事業を展開する事例を紹介する。また直近の日本国内外におけるグルテンフリー食トレンドと事業への影響、また地域の製麺事業者が抱える課題を紹介する。

Content/学習内容

  •  ①第一部: 「食糧革命とその闇〜小麦の歴史とその品種改良の功罪」

     ・小麦栽培の歴史、意義、重要性を理解する。

     ・小麦の品種改良の意義、手法、効果を理解し、農業の発展に関する知識を習得する。

     ・小麦の品種改良がもたらすメリット・デメリットおよび食物アレルギーの原因・症状を理解する。

     ・小麦に関連する食糧アレルギーに対する科学的な知識と、社会的な課題としての食糧アレルギーの理解を深める

  •  ②第二部: 「この商品は ”闇”を消し去った?〜代替食としての米粉ヌードル」

     ・日本の麺の歴史、背景、人気について理解する。

     ・小麦アレルギーの世界的な動向と、日本における小麦アレルギーの動向を理解する。

     ・「グルテン」「グルテンフリー」の意味を科学的な側面から理解する。

     ・小麦アレギー、セリアック病、グルテン過敏症など、小麦に関連する問題の理解を整理する。

     ・グルテンフリーの食事療法が必要となるさまざまな理由と、スーパーマーケットやレストランでグルテンフリーの選択肢があることを理解する。

  •  ③第三部: 「100年後の食糧はどうなる?〜食糧安全、フードトレンドとフードビジネス」

     ・新鮮な地元産食材を重視し、ベジタリアンやビーガンのコミュニティが盛んなハワイの食の伝統と、トレンドを理解する。

     ・米国の沿岸部と中心部の食文化、消費者の反応、市場動向の違いを理解する。

     ・米国におけるグルテンフリー市場の成長と、日本におけるグルテンフリー食の不人気さの背景について理解する。

     ・欧米諸国と日本との食のトレンドや情報入手の違いを理解する。

     ・市場動向把握のための、データ分析に基づくアプローチとエスノグラフィックアプローチの違い、そしてそのメリットとデメリットを理解する。

Staff/スタッフ

    • コンテンツ制作
    Production&Supervision: MSD inc.

Production Cooperation:
Kobayashi Seimen Chairman, Toshio Kobayashi
Kobayashi Seimen CEO, Hiroki Kobayashi

Competency/コンピテンシー

  • リテラシー
  • 課題発見力
  • 問題解決力
  • 想像力
  • 状況把握力

達成目標

  • 食の原材料である小麦およびその小麦を使用した食にどのような社会課題が存在しているのか、また人々がどのような課題に直面しているか、その内容をスライド1ページで他者に図示しシステム構造として説明することができる
  • 小麦が有する課題に対して地域における主体者が、具体的にどのような解決策を行っているかを理解し、その内容をスライド1ページで他者に図示しシステム構造として説明することができる
  • 自分が主体者であったとしたら、どのような解決策を講じるか、その内容をスライド1ページで他者に図示しシステム構造として説明することができる

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