
分野 | 生物資源・農学
食と農の持続可能性と地域のイニシアティブ
- フード・バリュー・チェーン
- フード・システム
- 地域のイニシアティブ
本科目では、食と農の持続可能性をめぐる諸課題と、その解決にむけた、地域のイニシアティブに焦点をあてる。履修者は、世界と日本の食と農をめぐる現状と課題を概観した後、愛媛の諸地域をはじめとする先進的・革新的事例を掘り下げる。具体的には、学校給食を契機とした地産地消・有機農業の取組、生ごみの堆肥化を軸とした循環型社会づくり、柑橘農業、水産業の分野で革新的なバリューチェーンを生み出してきた事例などを取り上げる。
また、脱農化が世界的な課題となる中、農村の過疎化・高齢化が世界で最も深刻化している日本において、外国人材・新規就農者・移住者がいかなる役割をはたしているか、取組の最前線を学ぶ。
以上の具体的な実践例を掘り下げることを通して、履修者は、複雑に絡み合った現代的課題に対し、グローバルなつながりとローカルな資源を活かしながら、食と農の持続可能性にむけて、必要とされる視点と知識を習得する。
Content/学習内容
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食と農の持続可能性: 現状と課題を把握する
- フード・システム
- 食糧自給率
- 脱農化
- 農業生産性
本科目の位置づけと概要を説明し、食と農の持続可能性をめぐる現状と課題を、統計等を通して把握する。
Videos
/学習動画
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イントロダクション
本科目の位置づけと目的、全体の構成を説明する。
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私たちの食は持続可能??
日本の朝ごはんを糸口に、日本の食の変化、自給率の推移、海外との依存関係、日本の農業生産基盤の変化などから、日本の食の持続可能性をめぐる課題を整理する。また、世界全体で見た場合の、食の持続可能性に関わる課題を整理する。
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私たちの今の農業は持続可能?
農の持続可能性をめぐる課題を整理する。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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フードシステムの持続可能性をどうみるか。
本科目のガイドライン- フード・システム
- アグロエコロジー
- みどりのシステム戦略
食と農の持続可能性をめぐる課題を掘り下げ、解決の糸口を探る視点として、フード・バリュー・チェーン(FVC)、フードシステム、アグロエコロジーの見方と枠組みを説明し、本科目でとりあげる事例の背景となる情報を提供する。
Videos
/学習動画
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フードシステムを考える視点
食と農の持続可能性をめぐる課題を掘り下げ、解決の糸口を探る視点として、フード・バリュー・チェーン(FVC)、フードシステム、アグロエコロジーの見方と枠組みを説明する。
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フードシステムをめぐる日本の政策
日本の農林水産省が2050年に向けて持続可能な食料システムの構築を目指し、農業の脱炭素化や環境負荷の低減を推進することを目的として、日本の農林水産省が2021年公表した「みどりの食料システム戦略」の概要を学ぶ。
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愛媛の食と農をめぐる背景
愛媛の食と農をめぐる状況を概観し、本科目で取り上げる事例を位置付ける。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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日本の農産物、どう食卓に届くの? 日本の農業物流通の特徴
- 卸売市場
- スーパー
- 市場外流通
- 直売所
日本の田畑で作られた農産物はいかに食卓に届くのか。日本のフード・バリュー・チェーンを考える上で基本となる農産物流通のしくみと特徴を説明する。
Videos
/学習動画
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日本の農産物流通の特徴と傾向
日本の農産物流通の特徴と傾向を理解する。
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卸売市場の機能を理解する
卸売市場を通じた市場流通のしくみと機能を、実際の卸売市場の訪問映像や関係者のインタビューから紹介する。
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市場外流通の拡がり
直売所、生協、Eコマースなど、卸売市場を通さない市場外流通の拡がりを紹介する。FVCの視点から市場流通、市場外流通のそれぞれの強み・弱みを整理する。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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愛媛・南予の柑橘農業システム
その持続可能性と課題- 日本農業遺産
- 愛媛の柑橘農業システム
世界農業遺産・日本農業遺産の制度概要と目的を理解し、「愛媛・南予の柑橘農業システム」を事例として、その特徴を紹介し、持続可能性と次世代につないでいくための課題を考える。
Videos
/学習動画
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世界農業遺産とは何か?
世界農業遺産の認定がはじまった背景、認定基準、制度枠組みの特徴を紹介する。また、日本農業遺産の認定基準と特徴についても触れる。
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「愛媛・南予の柑橘農業システム」の特徴
日本農業遺産に認定された「愛媛・南予の柑橘農業システム」の特徴を、愛媛県農政課の職員で、愛媛南予地域農業遺産協議会の事務局もになっている職員・福井雅美氏が説明する。
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次世代につなぐために
愛媛・南予の柑橘農業システムを次世代に受け継ぐ取組の中から、高校生が柑橘農家を取材した動画を紹介する。高校生の取材を通して、魚肥をつかって柑橘を栽培する農家の取組を学ぶ。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 国際連携推進機構 / 社会共創学部 教授
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学校給食がつなぐ食と農のまちづくり: 愛媛県今治市の取組
- 地産地消
- 有機農業
- 食育
学校給食での地元産、有機農産物の活用を契機に、食と農を軸としたまちづくりを進めてきた今治市の取組を紹介し、地域が主体となった食と農のまちづくりの可能性を考える。
Videos
/学習動画
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日本の学校給食の歴史
日本の学校給食の歴史を概観し、各時代の状況とニーズに対応しながら、制度化されてきた流れを紹介する。
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今治市の学校給食
1980年代から、地元産の有機農産物を学校給食にとりいれた今治市の取組を学ぶ。有機農産物を取り入れている立花小学校の学校給食の様子を映像で紹介する。
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食と農のまちづくりへ
学校給食をきっかけに、地産地消、有機農業、食育へと拡がり、食と農のまちづくり条例の制定、オーガニックビレッジ宣言へといたった今治市の取組を学ぶ。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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循環型コミュニティをつくる: 食品残渣と地域の取組を理解する
- ゴミ分別
- 堆肥化
- 循環型社会
食品ロスをめぐる日本と世界の状況を概観したのち、一般的な日本のゴミ処理のしくみを松山市を事例に紹介する。食品残渣を堆肥化し、生ごみを削減している先進事例として、東京都日野市のせせらぎ農園の取組をとりあげ、生ごみ堆肥化を通じた循環型コミュニティづくりの課題と可能性を考える。
Videos
/学習動画
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食品残渣と食品ロスの現状を知る
食品残渣をめぐる世界と日本の現状を統計等を参照しながら概観する。
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日本の食品廃棄物とゴミ処理システム
日本のごみ処理システムにおける食品廃棄物の位置づけを紹介する。
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コミュニティ主体の生ゴミ堆肥化: せせらぎ農園の取組
生ごみの堆肥化を通じた循環型社会づくりをすすめている東京都日野市のせせらぎ農園の取組を紹介し、その意義と可能性を議論する。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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循環型コミュニティをつくる: 民間セクターによる生ごみ堆肥化の取組
- 堆肥化
- 循環型社会
- 民間セクターによるイノベーション
食品残渣を堆肥化し、地元農家に提供し、農産物として販売する循環をつくりだしたロイヤルアイゼン社の取組を通じて、生ごみをいかした循環ループ創出の課題と可能性を考える。
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/学習動画
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ロイヤルアイゼンの生ゴミ堆肥化のアプローチ
松山市内のスーパーや学校から生ごみを集め、堆肥化した堆肥を農家に配布し、栽培された農産物をスーパーが販売するという循環を創り出したロイヤルアイゼン社の取組を紹介する。
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ロイヤルアイゼンの生ゴミ堆肥化の取組の展開
ロイヤルアイゼン社による生ごみ堆肥化が地域にいかに受け入れられていったかを紹介する。
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堆肥化センター訪問と関係農家の視点
ロイヤルアイゼンの堆肥化センターの様子を動画で紹介したのち、ロイヤルアイゼンの堆肥を使い、農産物を生産している農家の話をきく。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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水産物のフードシステム入門
現状と持続可能性に向けた課題- 水産業の動向
- 日本の水産物流通システム
世界と日本の水産業の動向を統計データ等から確認し、持続可能性をめぐる課題を整理する。日本の水産物流通の仕組みの特徴を紹介する。
Videos
/学習動画
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世界の水産業の現状
世界の水産業の動向と現状を、FAOや日本の水産白書などの統計を参照しながら、概観する。
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日本の水産業の現状
世界の水産業の動向と現状を、日本の水産白書などの統計を参照しながら、概観する。
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日本の水産物流通のしくみ
日本の水産物流通のしくみと動向を概説する。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 国際連携推進機構 教授
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竹ノ内徳人
愛媛大学 社会共創学部 教授
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漁協と水産物フードシステム
愛南漁協の事例- 漁業権
- 愛南漁協
- ぎょしょく教育
日本の漁協が水産物流通とバリューチェーン開発において果たしている役割を、愛南漁協の取組を事例に紹介する。
Videos
/学習動画
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漁協と漁業権
日本の水産物フードシステムで大きな役割を果たしている漁協と、日本の沿岸域で漁業を営む上で不可欠といえる漁業権について概説する。
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愛南の漁業
愛媛県の中でも、漁業生産額の3割を占める愛南町の概要と、主な漁業・養殖業、魚と漁業に関するユニークな教育プログラム「ぎょしょく教育」について紹介する。
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愛南漁協: 海と漁業を守る様々な取組
愛南漁協を事例に、水産物流通における漁協の役割と、海と漁業を守る取組を学ぶ。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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竹ノ内徳人
愛媛大学 農学研究科 教授
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みかんフィッシュをつくる
宇和島プロジェクトの試み- 養殖飼料
- 食品残渣の活用
愛媛県の宇和島で、水産物の生産・加工、流通、販売をバリューチェーンとして一体化し、顧客のニーズに的確に対応していける新たなビジネスモデルを展開する株式会社宇和島プロジェクトを、代表的な商品「みかんフィッシュ」開発のプロセスを中心に紹介する。
Videos
/学習動画
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みかんフィッシュとは?
みかんフィッシュとは、愛媛県の主要農産物である柑橘(みかん)の搾りかすを混ぜた餌で養殖された魚である。みかんフィッシュが研究開発された背景と、それが社会実装されていった経緯を紹介する。
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宇和島プロジェクトとは?
みかんフィッシュをビジネスとして成り立たせていく上で大きな役割を果たしたのが宇和島プロジェクトである。宇和島プロジェクトが組織され、新たなビジネスを創り出していった経緯を紹介する。
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みかんフィッシュの開発
宇和島プロジェクトの代表的な商品「みかんフィッシュ」は、いかに生み出されていったか、生産に携わった養殖業者のインタビュー、主要な販売先となった大手寿司チェーンの様子を交えながら紹介する。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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竹ノ内徳人
愛媛大学 農学研究科 教授
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宇和海から世界の食卓へ:.
宇和島プロジェクトのバリューチェーン開発- 海外市場への展開
- 多様な人材の活用
- さばき女子
第10講で取り上げた宇和島プロジェクトのバリューチェーン開発の特徴を整理した後、海外展開を目指した取組を取り上げる。外国人材や女性など多様な人材を活用し、新たな事業を展開するための運営体制を紹介する。
Videos
/学習動画
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宇和島プロジェクトのバリューチェーン開発
宇和島プロジェクトにおけるバリューチェーンの展開について、水産物の生産、加工、流通、販売をどのように統合し、効率性を高め、消費者の需要に応えていったかに焦点を当てて検証する。サプライチェーン全体を合理化することで、水産業界において持続可能で競争力のあるビジネスモデル構築に成功した経緯を紹介する。
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宇和海から世界の食卓へ
宇和島プロジェクトの海外市場展開の取組について紹介する。地域の水産物を世界の食卓へ届けるための挑戦と戦略に焦点をあてる。品質管理やブランディング、「さばき女子」となづけたユニークなプロモーション活動など、海外展開を進めるための取り組みをとりあげる。
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多様な人材を活かす
宇和島プロジェクトの成功は、多様な人材の積極的な活用に支えられている。このセクションでは、外国人材や女性の採用・活用を通じて、新たなビジネスの発展を目指す取組を紹介する。人材育成や雇用の工夫、多様性が水産業の成長にどのように貢献しているのかを考察する。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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竹ノ内徳人
愛媛大学 農学研究科 教授
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外国人材とともに創る未来
多文化共生の社会をめざして- 特定技能制度
- インドネシア
- 多文化共生社会
人口減少と高齢化が進む日本では、労働力不足が問題となっている。農と食の分野で、技能実習・外国人材を受け入れている幾つかの事例を紹介し、外国人材受入が食と農の持続可能性に果たしうる可能性と課題を考察する材料を提示する。
Videos
/学習動画
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日本の外国人材受入政策
日本の外国人材受入制度の変遷を概観し、受入制度の課題を整理する。
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愛媛県の外国人材受入状況と課題
愛媛県の外国人材受入状況を統計資料などから概観し、愛媛県内の状況をいくつかの受入れ支援機関や受入団体の取組から紹介する。
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多文化共生社会にむけて
外国人材を単なる労働力とみなさず、共に協力しあう対等なパートナーとして位置づけ、商品開発や多文化交流を促している取組を紹介し、多文化共生社会にむけた課題と可能性を考える。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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価値と共感の連鎖を育む:
カトラッチャ珈琲焙煎所の取組- ホンジュラス
- ダイレクト・トレード
- 共感
生産地と消費地が遠く離れ、国際取引がなされる農産物のバリューチェーン開発の可能性について、コーヒーを題材に考える。事例として、ホンジュラスの生産者と直接的な関係を築き、共感と価値の連鎖を生み出しているカトラッチャ珈琲焙煎所を取り上げる。
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/学習動画
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コーヒー豆がカップに届くまで
コーヒーの生産と消費の動向を統計から把握し、コーヒーが栽培地から消費地に届くまでの一般的なサプライチェーンを概説する。
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カトラッチャ珈琲焙煎所のはじまり
ホンジュラスの生産者と直接的な関係を築き、ダイレクト・トレードを実践しているカトラッチャ珈琲焙煎所の取組を紹介する。
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共感と価値の連鎖
カトラッチャ珈琲焙煎所がコーヒーの販売を通して、共感と価値の連鎖を生み出してきた取組を紹介する。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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農業・農村に新たな価値を生み出す:.
よそ者・若者の役割- よそ者の役割
- 京大農薬ゼミ
農村部や農業分野からの若者離れ、過疎化・高齢化は、日本の深刻な課題となって久しい。そうした中でも、農村部に通い続けたり、移り住む若者がいる。彼らは農村にいかなる価値をみいだし、何を生み出そうとしているのかを、「京大農薬ゼミ」の取組を中心に紹介する。
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/学習動画
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農村に向かう若者たち
日本の農村部の過疎化・高齢化の状況を統計データ等から確認した後、若者を農村部へと派遣する制度の一つ「地域おこし協力隊」の概要を紹介する。
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京大農薬ゼミの取組
京大農薬ゼミは、1967年、和歌山のみかん園で高校生が農薬散布中に中毒死する事件をきっかけに、農薬を省いたみかん栽培を実現すべく、農家を支える活動を40年余り実施してきた学生団体である。その活動内容を紹介する。
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若者たちがつなぐ価値
2022年、京大農薬ゼミのメンバーを愛媛に招いたことがきっかけで、愛媛の柑橘農家や学生たちとの交流が始まった。交流をきっかけに動き出した取組を紹介し、学生たちが農村・農業にどんな価値をみているのか、生み出しているのかを考える題材を提供する。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
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食と農の持続可能性:
愛媛大学での取り組み- 留学生就職促進プログラム
- SUIJIサービスラーニング・プログラム
- マルチスピーシーズ・キャンパス
食と農の持続可能性に関連して、愛媛大学でも様々な取組がなされている。愛媛大学のいくつかの取組を紹介し、大学の役割と可能性を考える材料を提供する。
Videos
/学習動画
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愛媛大学へようこそ!
愛媛大学の概要を紹介し、SDGsや食と農の持続可能性に関わる取組のいくつかを紹介する。
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異文化経験をつうじた学びとグローカルな協働
日本とインドネシアの学生が、農山漁村の現場で共に持続可能性を探り、実践しながら学びあうSUIJIサービスラーニング・プロクラムの概要を紹介し、食と農の持続可能性にむけた課題と可能性を整理する。
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マルチスピーシーズ・キャンパスをめざして
愛媛大学では、人間だけではなく多様な生き物が共存するキャンパスづくりをめざし、キャンパス内での畑づくりなどの活動が進み始めている。その取組を紹介するとともに、日本各地の先進事例から、食と農の持続可能性にむけて大学が果たしうる役割を考える。
Lecturers
/講師
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島上宗子
愛媛大学 社会共創学部 教授
Staff/スタッフ
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島上宗子愛媛大学 社会共創学部教授経歴
2006年6月~2010年3月 京都大学地域研究統合情報センター 研究員
2007年4月~2009年3月 大阪経済大学経済学部 非常勤講師
2009年4月~2011年3月 京都造形芸術大学 非常勤講師
2011年4月~2013年3月 甲南女子大学 非常勤講師
2013年2月~2022年9月 愛媛大学 准教授
2022年10月~現在 愛媛大学 教授 -
島上宗子愛媛大学 国際連携推進機構 / 社会共創学部教授経歴
2006年6月~2010年3月 京都大学地域研究統合情報センター 研究員
2007年4月~2009年3月 大阪経済大学経済学部 非常勤講師
2009年4月~2011年3月 京都造形芸術大学 非常勤講師
2011年4月~2013年3月 甲南女子大学 非常勤講師
2013年2月~2022年9月 愛媛大学 准教授
2022年10月~現在 愛媛大学 教授 -
島上宗子愛媛大学 国際連携推進機構教授経歴
2006年6月~2010年3月 京都大学地域研究統合情報センター 研究員
2007年4月~2009年3月 大阪経済大学経済学部 非常勤講師
2009年4月~2011年3月 京都造形芸術大学 非常勤講師
2011年4月~2013年3月 甲南女子大学 非常勤講師
2013年2月~2022年9月 愛媛大学 准教授
2022年10月~現在 愛媛大学 教授 -
竹ノ内徳人愛媛大学 社会共創学部教授経歴
2022年10月 – 現在愛媛大学, 社会連携推進機構 南予水産研究センター, 教授.
2008年4月 – 2022年9月愛媛大学, 社会連携推進機構 南予水産研究センター, 准教授.
2007年4月 – 2008年3月愛媛大学, 農学部, 准教授.
2006年 – 2007年農林水産省 農林水産政策研究所.
2004年 – 2006年愛媛大学農学部 -
竹ノ内徳人愛媛大学 農学研究科教授経歴
2022年10月 – 現在愛媛大学, 社会連携推進機構 南予水産研究センター, 教授.
2008年4月 – 2022年9月愛媛大学, 社会連携推進機構 南予水産研究センター, 准教授.
2007年4月 – 2008年3月愛媛大学, 農学部, 准教授.
2006年 – 2007年農林水産省 農林水産政策研究所.
2004年 – 2006年愛媛大学農学部
Competency/コンピテンシー
科目の目標
本科目では、食と農の持続可能性が世界的な課題となる中、生産現場から持続可能な社会づくりに取り組む日本のローカルな実践例を取りあげ、持続可能な食と農(水産業を含む)をめぐる課題と可能性をより実践的に議論する。履修者は、農山漁村の過疎化・高齢化が深刻化している日本の現状とその背景を理解するとともに、地域のイニシアティブとグローカルな連携が生まれた要因を考察し、読み解く視点を習得する。また、日本の事例との比較・分析を踏まえて、ASEAN地域における食と農をめぐる課題と連携の可能性を考察・発想する力を養う。
履修者の到達目標
1) 食と農の持続可能性をめぐる課題と、日本の農山漁村の現状と特徴を説明できる。
2) 授業でとりあげた実践例について、それを可能にした要因を考察し、指摘できる。
3) 授業で得た知識・視点を活かし、身近な事例から、ASEAN地域における食料安全保障に資するグローカルな実践・連携のアイディアを提案できる。
Information/その他の情報
教材・参考文献
・World Bank, Food Security: https://www.worldbank.org/en/topic/agriculture/brief/food-security-update/what-is-food-security
・McGreevy, Steven, et. al. 2022, “Sustainable agrifood systems for a post-growth world” Nature Sustainability 5(12) (https://www.researchgate.net/publication/362485582_Sustainable_agrifood_systems_for_a_post-growth_world/link/62f11c1b505511283e9e76b5/download?_tp=eyJjb250ZXh0Ijp7ImZpcnN0UGFnZSI6InB1YmxpY2F0aW9uIiwicGFnZSI6InB1YmxpY2F0aW9uIn19)
・FAO, Enabling Sustainable Food Systems: https://www.fao.org/documents/card/en/c/ca9917en
・FAO, Sustainable Food and Agriculture: https://www.fao.org/sustainability/background/en/
https://www.fao.org/fishery/en/fishstat
・Wezel et. al. 2020 “Agroecological principles and elements and their implications for transitioning to susbainable food systems. A review” Agronomy fo Sustainable Development 40:40 https://doi.org/10.1007/s13593-020-00646-z
・Gliessman, Stephen R. 2014 Agroecology: The Ecology of Sustainable Food Systems, third edition. Boca Raton: CRC Press. https://www.taylorfrancis.com/books/mono/10.1201/b17881/agroecology-stephen-gliessman
・FAO, Agroecology Knowledge Hub: https://www.fao.org/agroecology/home/en/
・MIDORI Strategy for Sustainable Food Systems : https://www.maff.go.jp/e/policies/env/env_policy/midori.html
Contact/お問合せ先
〒790-8577 愛媛県松山市文京町3番 .
愛媛大学国際連携推進機構 島上宗子
TEL :089-927-8311
E-mail: shimagami.motoko.gj@ehime-u.ac.jp





