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先史考古学における遺跡の発掘調査と研究法について

考古学の調査研究は、フィールドワークと室内での作業がある。フィールドワークは、遺跡踏査や発掘調査、測量調査などがある。千葉大学考古学研究室でも、夏季休暇に、遺跡の発掘調査を行っている。たとえば、南房総市深名瀬畠遺跡、新潟県津南町沖ノ原遺跡がある。いずれも、縄文時代中期を中心とする有名な集落遺跡である。加えて、秋田県鹿角市大湯環状列石では、三次元測量や観察を行い、構造的解明を進めている。加えて、出土遺物の資料調査や発掘調査報告書の分析からも研究を行う。遺物を観察し、製作技術や文様、使用痕跡などを観察する。また資料の付着物や材料自体の理化学分析によって年代や産地を推定する。発掘調査報告書は、遺跡の二次資料であるが、研究において重要資料となる。これらの研究法について説明する。

Content/学習内容

Staff/スタッフ

    • 講師
    阿部 昭典
    千葉大学 大学院人文科学研究院
    教授

Competency/コンピテンシー

達成目標

  • 考古学における発掘調査と記録法について理解できる。
  • 先史考古学における資料調査の方法、遺物の観察法について知ることができる。
  • 遺跡に関わる発掘調査報告書の見方について学ぶことができる。

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