
分野 | 工学
資源ファイナンス特論
- CAPM
- NPV
- 最小二乗法
- マインプランニング
1) 資源の持続可能な供給をめざして
2) 株式について
3) 株価のテクニカル分析
4) デリバティブ取引 (空売り、先物、オプション)
5) アカデミックに通用する表とグラフの書き方および演習(GDPや人口と資源消費量の関係式)
6) 最小2乗法 (理論と単回帰)
7) 重回帰分析の解説と演習
8) 資源プロジェクトの経済性評価(DCFとNPVの理論)
9) NPVの演習 (仮想鉱山のNPV計算、感度分析)
10) ファイナンスの理論:ポートフォリオとCAPM
11)エクセルによるβの計測の演習
12) マインプランニングの理論(最適最終ピット形状)
13) マインプランニング:スケジューリングの演習
14) ジオメカニクスの数値モデル
15) 坑内堀採掘法
Content/学習内容
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資源の持続可能な供給をめざして
鉱物資源の持続的な供給は持続可能な社会を実現するために不可欠である。本講義では、銅を例に、価格や消費量、経済成長との関連性をひも解き、リサイクルも含めた持続可能な資源供給について考察する。インドネシア・バンドン工科大学で行われた講義を撮影したものである。
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持続可能な資源供給と資源価格
持続可能な資源供給の概要と近年の資源価格のトレンドについて解説する。
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資源の消費量と経済成長の関係およびリサイクル
資源の消費量と経済成長の間にはどのような関連があるかを解説し、さらにクリティカルメタルやリサイクルについての最近の動向について説明する。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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株式について
- 株価
- 株価指標
株と株式市場についての基本的概念・知識について説明し、株価を評価する指標について学ぶ。
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株式とは何か
株式とは何かを基礎から説明し、他の有価証券との違いを示した後に、実際に株価のデータをウエッブサイトで見る。
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株式市場と効率的市場仮説
株価を予想できる、あるいは予想できないとする3つの立場について説明する。その後に、ファイナンスの理論で重要視される効率的市場仮説について説明する。
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企業の投資収益性・効率性を評価する株価指標と株価データ取得の演習
企業の投資収益性・効率性を評価する株価指標について主要な4つの指標を紹介し、日本とアメリカの代表的な株式市場の指標について述べる。最後に演習としてウエッブサイトから6社の株価のデータを取得しグラフ化する作業を行う。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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株価のテクニカル分析
- トレンド系
- オシレーター系
株価のテクニカル分析について、トレンド系とオシレーター系の基本的な計算方法と利用方法について学ぶ。
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株価の移動平均およびゴールデン・クロスとデッド・クロス
株価の移動平均の計算方法について学び、移動平均をどのように株の売買のタイミングに用いることができるかを示す。その際に、ゴールデン・クロスとデッド・クロスによって売買のタイミングのシグナルとなることを示す。
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実際の株価を用いてゴールデン・クロスとデッド・クロスを見つける演習
ウエッブサイトから実際の株価のデータを取得し、ゴールデン・クロスとデッド・クロスを見つけ出す演習
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オシレーター系指標
はじめに現実に用いられる株の売買タイミングを測る手法としてグランビルの法則について説明し、その後、オシレータ系の指標の代表としてMACDについて説明する。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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デリバティブ取引 (空売り、先物、オプション)
- 空売り
- 先物
- オプション
- 幾何ブラウン運動
金融のデリバティブ取引について、その基礎概念と知識について学ぶ。また、先物や空売り、オプションおよび幾何ブラウン運動と言った基本的なデリバティブについても学ぶ。
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デリバティブ取引とは?(先物取引、空売り)
デリバティブ取引の概要を説明した後に、先物取引と空売りについて学ぶ。
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オプション取引およびボラティリティと幾何ブラウン運動
オプション取引の概要から説明を始め、ボラティリティの計測方法とそれを株価の変動に適用した幾何ブラウン運動について演習を交えて解説する。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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アカデミックに通用する表とグラフの書き方および演習(GDPや人口と資源消費量の関係式)
- データ取得
- グラフと表の作成
国ごとのGDPや人口、資源消費量などの統計データをウェブ上から取得する方法を学び、それらのデータを用いて学術的に認められるきれいな表とグラフの描き方を学ぶ。
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アカデミック論文で通用する表とグラフの描き方とその演習
アカデミック論文で通用する表とグラフの作り方を学び、WebサイトからGDPや人口、資源消費のデータを取得して、演習では実際に表とグラフを作成する。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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最小2乗法の解説(理論と単回帰)
- 回帰分析
最小2乗法の理論を学び、エクセル上で与えられたデータの単回帰分析を行う。
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最小二乗法の理論 – 基礎理論
基本的な統計量の定義から始め、最小二乗法によるパラメータの推定の理論を学び、最小二乗法が適用される仮定について解説する。
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最小二乗法の統計量と演習
R2やt値といった最小二乗法の統計量について学び、推定したパラメータが有効であるかを調べ、それらの知識を用いいて演習問題を解く。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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重回帰分析の解説と演習
- トレンド
- データ解釈
- 推定
単回帰の応用として、重回帰分析について学び、実際にエクセル上で重回帰分析を行う。
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重回帰分析の方法とエクセルを使った演習
課題となるデータを用いてエクセルの機能を使った演習を行う。分析結果をもとに推定されたパラメータのチェック方法を学ぶ。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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資源プロジェクトの経済性評価(DCFとNPVの理論)
- DCF法
- NPV
- IRR
プロジェクトの経済性評価の基本としてDCF法(Discounted Cash Flow)について解説し、NPV(Net Present Value)を算出し、経済性評価の基礎を身につける。
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プロジェクトのキャッシュフロー
企業の財務データからキャッシュフローを読む方法と減価償却費について解説する。
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NPV(正味現在価値)と演習
DCF(Discounted Cash Flow)法について解説し、プロジェクトのNPVを計算できるようになる。また、NPVについて簡単な演習も行う。
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WACC(加重平均資本コスト)とIRR(内部収益率)
企業が最低限確保しなければならない収益率となるWACC(加重平均資本コスト)の導入と、DCF法でNPVとならんで重要な指標となるIRR(内部収益率)の計算方法について学ぶ。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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NPVの演習 (仮想鉱山のNPV計算、感度分析)
- IRR
- 感度分析
DCF法の演習の最終段階として、仮想の銅鉱山のキャッシュフロー表を用いて、NPVとIRRを算出するとともに、価格についての感度分析を行い、トータルでの経済性評価手法を身につける。
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経済性評価における不確実性
まずはじめに、NPV法を拡張して、将来の不確実性をプロジェクトの経済性評価に組み込む手法について解説する。
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仮想銅鉱山プロジェクトのキャッシュフロー表
仮想銅鉱山プロジェクトのキャッシュフロー表を用いて、鉱山で使用される用語と項目の関連性についても解説する。
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NPV、IRRの演習および価格の感度分析
演習として仮想銅鉱山プロジェクトのキャッシュフロー表を用いて、NPVとIRRを計算する。さらに価格に対しての感度分析を行う。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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ファイナンスの理論:ポートフォリオとCAPM
- 確実性等価
- ポートフォリオ
- CAPM
ファイナンスの基礎理論として、リスクとリターンの関係から始め、確実性等価の理論を経て、ポートフォーリオ理論からCAPM(資本資産価格モデル)を解説する。
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リスクとリターン、ポートフォリオ理論
ファイナンスの基礎理論として、リスクとリターンの関係から始め、確実性等価の理論を経て、ポートフォーリオ理論までを解説する。
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CAPM(資本資産価格モデル)の解説
CAPMについて説明するために、まずは資本市場線Capital Market Line (CML)を導入し、個別の証券についての証券市場線Securities Market Line(SML)について解説する。最後にβの意味とその求め方を説明する。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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エクセルによるβの計測の演習
- β
- ベータ
- SML
CAPM理論の派生として、企業の株価のβを実際にエクセルを用いて算出し、いくつかの株価についてβを求め、βとSMLの関係を求める。
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βの復習と演習
βについて復習をし、企業の株価のβを実際にエクセルを用いて算出する。いくつかの株価についてβを求め、βとSMLの関係を求める演習を行う。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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マインプランニングの理論(最適最終ピット形状)
- 最適化
- 最終ピット形状
露天掘鉱山開発の設計に必要となる鉱山のマインプランニングの一つとして最終ピット形状の最適化問題に関する解説を行う。この最適化問題はOR分野の1つの手法である。
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マインプランニングとは? 経済ブロックモデルの求めかた
露天掘鉱山開発の設計に必要となるマインプランニングとは何かから説明を始め、ピット形状最適化の準備となる経済ブロックモデルの求め方を学ぶ。
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最適最終ピット形状
マインプランニングを最適化する意味を説明し、マインプランニングの最適化の制約条件といくつかの最適化アルゴリズムの紹介を行う。
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最適最終ピット形状を求める演習
2次元の経済ブロックモデルから最適最終ピット形状を求める演習を行う。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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マインプランニング:スケジューリングの演習
- 最適化
マインプランニングの次の課題として、採掘順序(スケジューリング)の最適化問題がある。スケジューリングの最適化アルゴリズムを解説し、比較的簡単な例題から最適解を求める。
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鉱山におけるスケジューリングとは
最適最終ピット形状が決定された後に、ブロックの採掘順序の最適化が必要となる。はじめに鉱山におけるスケジューリングとは何かを説明する。
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マインスケジューリングの演習
前回の演習で求められた最適最終ピット形状の例題を用いて、マインスケジューリングを求める演習を行う。
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
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ジオメカニクスの数値モデル
- 数値モデル
鉱山の斜面設計やトンネル設計には、斜面の安定性が求められるため、掘削後の力学的安定性をあらかじめ分析する必要がある。分析手法として良く用いられる数値モデルの解説を通じて、鉱山斜面の安定性について学ぶ。インドネシア・バンドン工科大学で行われた講義を撮影したものである。
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ニューマーク法を用いた鉱山斜面の動的安定性
ニューマークによる滑りブロック法についてその理論とともに解説し、数値モデルに必要となる各パラメータの導入と、モデル化を行う。
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ニューマーク法によるすべりブロック分析
ニューマーク法によるすべりブロック分析法の具体的な分析手法をグラフや表からデータを読み取って実施する。
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ニューマーク法による斜面の動的安定性分析結果の解釈
ニューマーク法による斜面の動的安定性分析結果の解釈を行い、理解を深める。
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Dr. シモン・ヘル・プラセットヨ
バンドン工科大学、インドネシア 鉱山石油工学部
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坑内堀採掘法と資源開発の環境問題
- 採掘法
- 環境問題
- CO2排出量
金属鉱山の採掘法には大きく分けて2つある。一つは露天掘採掘であり、もう一つは坑内堀採掘ある。ここではより多彩な採掘法がある坑内採掘法についてその概要と地質的条件に合わせてどの採掘法が選択されるかを学ぶ。インドネシア・バンドンイスラム大学で行われた講義を撮影したものである。また、資源開発による環境問題およびCO2排出量削減について、鉱業でどのように取り組まれているかを学ぶ。
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坑内堀採掘法
多彩な採掘法がある坑内採掘法についてその概要と地質的条件に合わせてどの採掘法が選択されるかを学ぶ。
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資源開発の環境問題
資源開発による環境問題にはどのような種類があるかを実例を交えて概観し、それに対する鉱業での取り組みを学ぶ。
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資源開発のCO2排出量
資源開発時のCO2排出量について、他産業との比較と、鉱山におけるCO2排出量を削減するための取り組みについて学ぶ。
Lecturers
/講師
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Dr. ムハンマド・ラーマン・アルディアンシャ
バンドンイスラム大学 工学部
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安逹 毅
秋田大学 国際資源学研究科 教授
Staff/スタッフ
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安逹 毅秋田大学 国際資源学研究科教授
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Dr. シモン・ヘル・プラセットヨバンドン工科大学、インドネシア 鉱山石油工学部
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Dr. ムハンマド・ラーマン・アルディアンシャバンドンイスラム大学 工学部
Competency/コンピテンシー
科目の目標
資源プロジェクトを管理するには、経済的評価と関連するファイナンス理論が必須の知識となる。このコースの目的は、経済評価、ファイナンス、金融工学に関する重要な理論と方法を学ぶことである。また、ケーススタディとして、資源プロジェクトや鉱物・エネルギー商品も取り上げる。統計データの学習を通じて、最小二乗法(OLS法)も学習する。鉱山プロジェクトを総合的に理解するために、基本的な鉱山計画についても説明する。このコースは講義と演習の組み合わせで構成されており、主にMicrsoft Excelを使用してこれらのトピックを分析する。学生は研究作業にExcelを使用する方法を学ぶことができる。講義の最初と最後には実際にインドネシアで行われた鉱物資源の動向と鉱山の技術的動向についての講義も収録する。
履修者の到達目標
1)鉱物資源の消費量と経済成長の関係について理解する。
2)株式、証券市場を理解する
3)統計データを取得し、グラフを作成する方法を学ぶ
4)最小二乗法(OLS)を学び、最適な線を推定する
5)プロジェクトの経済的評価の基礎理論を学び、実際の鉱山のNPVとIRRを計算する
6)ファイナンスの基礎理論を学ぶ
7)鉱山計画の基本理論を学び、例題を演習する
Contact/お問合せ先
秋田大学 国際資源学研究科 国際戦略担当
kokusaisenryaku@jimu.akita-u.ac.jp




